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最終更新日2024年6月4日

不織布とは?主な原材料や使用用途とあわせてメリット・デメリットも解説

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新型コロナウイルスの流行によって、マスクに使用されている素材として認知度が高まったのが「不織布」です。本記事では、その不織布について詳しく解説していきます。不織布の主な原材料や使用用途、メリット・デメリットなどに興味のある人は、参考にしてみてください。 

不織布とは

不織布とは、文字の通り「織っていない布」です。一般的な布は、編んだり織ったりして繊維を絡ませ作られます。しかし、不織布は編んだり織ったりすることはありません。繊維をランダム、もしくは一方向に重ねて、接着剤で化学的に結合させて布を作ります。
 
他にも、圧力をかけた水流を利用して絡ませる・機械を利用して絡ませる・熱融着繊維を利用して絡ませるといった方法で、不織布は作られています。
 

紙との違い

一見すると、似ているように見える紙と不織布ですが、違いは原料・製造方法・破棄方法にあります。紙は、植物から抽出した繊維のパルプが原料で、抄造(しょうぞう)という工程を経て作られます。一方の不織布は、自然界にあるものから抽出する天然繊維や人工的に作られる化学繊維を原料とし、抄造工程がありません。
 
また、廃棄方法は大まかな分類ではどちらも可燃ゴミですが、紙は物によって廃棄方法が違います。古紙回収によってリサイクル資源になるものがあれば、紙の加工品製造工場では産業廃棄物になるものもあります。対して不織布は、マテリアルリサイクルによってリサイクルできるものが増えています。
 

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不織布の代表的な原材料

不織布の原材料となっている代表的なものを、天然素材と化学繊維にわけて解説していきます。
 

天然素材

まずは、不織布の原材料として使用されている天然素材の代表的なものを見ていきましょう。
 

羊毛

衣料品や手芸用品として知られているフェルト生地は、羊毛を用いて作られた不織布です。湿らせた羊毛の繊維を、圧力と蒸気によって縮絨させて作られています。時には、防音素材としても使用されることもあります。
 

綿

綿の不織布は、肌触りがよいのが特徴です。そのため、医療用品にも多く使用されています。水流の圧力を利用して繊維を絡ませる、スパンレース製法で作られています。
 

パルプ

パルプは、植物から抽出した繊維のことです。紙の主な原材料にもなっていますが、不織布の原材料とされることも多く、化粧品や食品関連などにも使用されています。
 

化学繊維

続いては、不織布の原材料として使用されている化学繊維の代表的なものを解説していきます。
 

ポリプロピレン(PP)

プラスチック素材で、耐久性が高いのが特徴です。衣料品から日用品、工業用資材として幅広く使用されています。不織布バックによく使用される素材も、ポリプロピレン(PP)になります。
 

ポリエステル(PET)

不織布の原材料としての利用率が非常に高い繊維です。石油から作られる化学繊維で、衣料品に多く使用されています。
 

ポリエチレン(PE)

プラスチック素材で油や薬品と反応しづらいため、日用品や耐久性を要求される工業用資材にも使用されています。
 

不織布のメリット・デメリット

不織布のメリット・デメリットとは一体何なのでしょうか。以下より詳しく解説していきます。
 

メリット

不織布の最大のメリットは、原材料の繊維をそのまま布状にできるため、一般的な布のように編んだり織ったりする手間がかからず、生産コストが抑えられる部分です。また、目的に合わせて原材料や製法を組み合わせると、通気性や保温性、ろ過性などのさまざまな機能を持たせることができます。
 

デメリット

不織布の製造方法上、編んだり織ったりする布よりは、強度が弱いことが挙げられます。繰り返し使うようなものへの使用は不向きなので、使い捨て用品としての使用がおすすめです。
 

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不織布の主な使用用途

原材料や製造方法の組み合わせによって、さまざまな機能を持たせることができる不織布は、身近なものから馴染みのないものにいたるまで、多くのものに使用されています。不織布の主な使用用途を解説していきます。
 

医療・衛生用品

コストが低く使い捨てができる不織布は、医療・衛生用品として活躍しています。手術着やマスク、ギブスの材料にガーゼ、抗菌マットなども不織布で作られています。
 

建築・土木用品

不織布の中には、土木用不織布や産業用不織布とよばれる大型の不織布があります。それらは、強度が高く耐候性や耐クリープ性などの機能を付与されていることが特徴です。
 
他にも、安全靴や防音材、結露防止シートにアスファルト補修材などにも使用されています。
 

衣料品

服の生地だけでなく、中棉や接着芯地、ブラジャーのパッドといった見えない部分にも不織布が使用されています。帽子やかばん、ワッペンにスリッパも不織布が使用され作られています。
 

生活用品

生活用品では、ふとんや枕カバーなど意外にも、ティーバッグやコーヒーフィルター、クッキングペーパーなどの食品関係にも多く使用されています。
 

紙オムツや生理用品

紙おむつや生理用品は、高い透湿性・通気性をもたせた不織布と高吸収ポリマーを組み合わせて作られています。今日では、不織布事体に伸縮性を持たせたものが開発されるなど、紙おむつや生理用品は、日々進化をしています。
 

不織布で作られたマスクは飛散防止効果が高い

不織布の認知度が高くなったのが、「マスク」といっても過言ではありません。新型コロナウイルス感染症の拡大により、感染予防としてマスク生活が数年間続きました。布製のマスクも政府より配布されましたが、それよりも衛生面・飛散防止効果の両方が高かったのが不織布です。
 
布・ポリエステル・不織布のマスクで理化学研究所がスーパーコンピュータで飛散防止効果の実験をしたところ、不織布が最も高かったという結果がでています。近年では、光触媒加工不織布や静電気帯電不織布など、粒子を通しにくくする不織布も開発されているので、感染症予防には不織布性のマスクがおすすめです。
 

まとめ

不織布というと、マスクを連想する方が多いでしょう。しかし、不織布はマスクのみに使用されているのではなく、身近なものから工業用品まで幅広いものに多く活用されています。また、コストの低さや加工のしやすさから、常に新しい機能を持たせた不織布が開発されています。今日の便利な生活は、不織布によって支えられているといっても、過言ではありません。

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