最終更新日2024年11月23日
近年の異常気象によって、ゲリラ豪雨や大型台風などの発生率が高くなっています。予期せぬ水害に対して、備えをしておくのがおすすめです。本記事では、家庭でもできる浸水対策について解説していきます。是非、万が一の浸水対策として、参考にしてみて下さいね!
浸水が発生するような水害は、台風・暴風雨・豪雨などに起こります。降りすぎた雨によって、最寄りの河川が氾濫を起こすのです。近年では、温暖化の影響で、ゲリラ豪雨による水害も見られるようになっています。
・洪水
・浸水
・冠水
・土石流
・土砂崩れ
・山崩れ
・崖崩れ
など
水害が起こる原因として、主に以下の4つが挙げられます。
・天候の原因
・地形の原因
・排水設備等の不備
・土地の原因
天候が原因の場合は、自然の摂理としかいえません。しかし、地形の原因・排水設備等の不備・土地の原因の場合は、人災ともいえます。地形や土地、排水設備等は、水害時に備えて河川の堤防を作る、または高さを上げる、しっかりとした排水設備を整えるなど、予防をしておくことで防げるものです。
ですが、それらを成すためには膨大なコストと時間がかかります。水害が起こってからの対策を待つのでは、誰かが命を落とす危険性があるため、各々が事前に備えておくことが重要です。
ここからは、実際に自宅やマンションでもできる具体的な浸水対策を解説していきます。
玄関や入口の浸水対策には、止水効果のある土嚢を使います。自治体に連絡をすると自宅まで届けに来てくれる場合や、水害が多い場所では、土嚢ステーションが設置(役場・市役所など)されていることも。万が一の浸水に備えて、土嚢に関する情報を、事前に確認をしておくのがおすすめです。しかし、土嚢は女性や高齢の人など、力が弱い人が持つには重すぎることが...。
家庭用の浸水対策としておすすめなのが、ゴミ袋と段ボールを組み合わせた簡易水嚢です。
ゴミ袋に水を入れ、段ボールに詰めます。隙間がなくなるよう綺麗に並べて積み上げれば、力の弱い女性や高齢の方でもできる簡易防災ツールに。
他にも、10〜20Lのポリタンクに水を入れ、レジャーシートで巻き込めば、玄関や入口の止水として活躍します。ポリタンクがない場合は、土の入ったプランターでもOKです。
それらの手間を省ける、吸水性の土嚢も防犯アイテムとして販売されています。吸水性のある土嚢は、水で膨らむ水嚢のような役割を果たすアイテムです。浸水対策グッズとして、自宅に常備しておくとよいでしょう。
・ゴミ袋+段ボール
・10~20Lのボリタンク+レジャーシート
・土の入ったプランター+レジャーシート
・吸水土嚢+水
・くればぁの防水シート
中でも、くればぁの防水シートの重さは1mあたり約120gと超軽量で持ち運びしやすいのが特徴です。
一般に浸水防止のために用いられる土嚢に比べて軽いので、成人男性と比べて力の弱い女性や子ども、高齢者の方でも、ラクラクと持ち運びができます。
取り付け方はとてもシンプルで、シートを広げてテープで貼るだけ。女性一人でも取り付けることが可能です。雨が降り出す前に、スピーディーに取付可能です。
またシートの厚さは、0.1mmの超薄型なので保管するのに場所を取りません。通常は、直径約5cmの細長い紙管に巻いてお届けします。そのまま保管できるため、スペースをとらず、収納にも便利。(1m~3mをご注文の場合、畳んでお届けする場合があります。)折り畳んで保管する場合、レターパックに入るくらいコンパクトになる為、収納スペースが少ないお部屋でも保管に困りません。さっと取り出せる玄関先やガレージに置いておくことでいざという時にすぐに手に取ることができます。
肝心の防水機能ですが表面は耐水圧性と超撥水性を兼ね備え、裏面は水に馴染みやすい、特殊加工を施してあります。
「空気は通すが、水は通さない」特殊加工のシートは、水圧がかかることで、シートと壁の隙間がぴったり埋まり、建物内への浸水を防ぎます。1,300mm程の水圧にも耐えられ、繰り返し使用も可能です。また、シートで覆っても室内の通気性を確保できます。
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急激な水の増加によって、下水道の水が逆流をしてしまうことがあります。ゴミ袋に水を入れて水嚢を作り、トイレや洗濯機・お風呂の排水口の上に置いておきましょう。下水道の水の逆流を防ぐ効果が期待できます。
床下収納にも重い物か水嚢を
自宅に床下収納が付いている場合は、床下収納の上にも重い物か水嚢を置くのがおすすめです。床下から浸水するのを防ぎます。
また、浸水するような水害に備えて、普段から大切なものを床下収納に入れないようにしましょう。
その他の対策として、水害時に速やかに貴重品はまとめて移動できるよう、高い場所に保管しておくのがおすすめです。よく使う衣類も、タンスの上部に収納するようにしておくと、一緒に持って避難をすることができます。避難の際は、とにかく高い場所へ行くようにして下さい。
自宅やマンションが浸水するような水害が起こった際、避難をするために車を利用する人も多いでしょう。雨も防げて移動ができると考える人もいますよね。しかし、水害時の車での移動は非常に危険度が増すため、やめておくのがベターです。
車の構造上、エンジン内部に水が入ると故障してしまい、水没すると動かなくなってしまいます。水かさが増え続ける車内に閉じ込められることになるため、酸素が不足する・車と一緒に水没してしまうなど、命の危険が増すことに。
特に、近年種類の増えているEV車(電気自動車)に関しては、動力を電気でまかないます。電気自動車はバッテリーが浸水してしまうと、ガソリン車とは違い、タイヤすら回転しないため、水害時の避難手段としては向いていません。
車はエンジンが浸水してしまうと、鉄の塊と化してしまうため、水害時の避難手段として使用できるのは、「早めの避難の際だけ」なので、注意をしましょう。
くればぁでは、車用の防水カバーも販売しております。
高精度メッシュフィルターに特殊コーティングを施し、表面は耐水圧性と超撥水性を兼ね備えた厚さ0.1mmの超薄型高性能シート「防水シート」をさらに車を水没から守る「自動車防水カバー」へと進化させました。
車全体を車全体を覆うため車の下部から水が入らず、電気系統やエンジンへの被害を防ぐことができます。
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予想外の水害に備えて、日々しておくとよい行動を紹介していきます。日々気を付けておくことで、万が一の時にも焦らず的確な行動を起こせるでしょう。
雨水ますや排水口は、水を下水へと流す入口です。雨水ますの上やベランダの排水口はこまめに掃除をして、常に綺麗にしておきましょう。落ち葉やゴミなどが詰まっていると、上手く水が流れずに、自宅やマンションの浸水へと繋がります。
また、水害時に上手く水が排水できない理由として、雨水ますの上にプランターや鉢などが乗せられているケースが挙げられます。普段はただの蓋に見えてしまいがちですが、しっかりとした役割を持っているものなので、上に物を置かないようにしましょう。
ハザードマップや避難場所を確認しておきましょう。特に家族の人数が多い場合、連絡手段や集合場所を決めておくと、別々の場所にいたとしても、再会できる可能性が高まります。
また、車はエンジンが浸水すると動かなくなるので、車の保管場所が高い位置ではない
場合、移動先も決めておくと、財産も守ることが可能です。
天気予報をこまめに確認する
災害時のみだけではなく、天気予報を日々こまめに確認するくせをつけておくのもおすすめです。近年の温暖化で、ゲリラ豪雨や季節外れの雹(ひょう)など、突然天候が変化することも珍しくありません。
午前と午後では天気が大きく変わることもあるため、天気予報をこまめに確認するくせをつけておきましょう。
近年の異常気象により、予期せぬ水害もいつ発生するか予想ができません。一番良いのは、万が一に備えて、浸水対策グッズを常備しておくことです。しかし、それだけでも浸水を防ぎきれない場合は、本記事の内容を参考に、ゴミ袋や段ボール、プランターやレジャーシートなど、自宅にあるものを用いて浸水対策を行うようにしましょう。