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最終更新日2023年5月10日

スピーカーに使用されているネットとは?おすすめのネット素材や張り替え方についても解説いたします!

スピーカーに使用されているネットとは


スピーカーに使用されているネットは、通称「サランネット」とよばれています。細かい網目状の布地が特徴です。一見すると、何の変哲もない網目状の布地だと思われますが、サランネットはスピーカーの音質管理・保護という、大切な2つの役割を担っています。
 

スピーカーネット(サランネット)は外してはいけない?

スピーカーネット(サランネット)は、外してはいけないことはありません。映画やドラマのワンシーンなどで、スピーカーネットを外しているスピーカーが飾られていることもよくあります。ただし、スピーカーネットを外すメリットがあれば、デメリットもあります。
 

スピーカーネットを外すメリット

スピーカーネットを外すメリットは、音質(特に高音域)がクリアになる・見た目がスマートになることです。スピーカーのネットを通さず、直接スピーカーの音が耳に届くため、スピーカーネットを装着している時よりも、音がクリアに聞こえます。
 
また、スピーカーは複数のスピーカーがそれぞれの音域を担当している仕組みです。この複数の組み合わせを、スピーカーユニットといいます。スピーカーネットを被っていないことによってユニットが見え、見た目がお洒落でスマートになるのです。
 
そのため、インテリア性を重視した人達からは、スピーカーネットを外した状態のスピーカーも人気を集めています。
 

スピーカーネットのメリット

スピーカーネットのメリットは、スピーカーの劣化を防ぐ・高音域の音を聞きやすくすることです。
 
スピーカーも精密機械の内の一つ。そのため、傷・ほこり・湿度・ペットの毛などによって、劣化が進むこともあります。そういった原因から、スピーカーの劣化を防ぐ保護アイテムとして、サランネットは使用されているのです。
 
また、スピーカーから聞こえる音は、細かい網目状のスピーカーネットを通過して我々の元へと音が運ばれる仕組みです。特に、スピーカーネットを外したスピーカーから発せられる高音域の音は、キンと耳に触る音であっても、スピーカーネットを装着したスピーカーから発せられる高音の音は、聞きやすくバランスがとれた音になっています。
 
その音質の差は、大きなものではないかもしれません。しかし、音に敏感な人にとっては、小さな差でも音楽を楽しむための重要なポイントとなります。
スピーカーの製造メーカーは、その少しの音質の差にも気を配って、製造をしています。
 

スピーカーネットを外すデメリット

スピーカーネットを外すデメリットは、高音質がとがって聞こえる・劣化が早くなる可能性があることです。これは裏を返せば、スピーカーネットのメリットと同じになります。
 
スピーカーネットは音質管理(特に高音質を聞きやすい音に変換)をしてくれる、いわばフィルターです。高音域のキンとした音が苦手な人は、スピーカーネットを外さない方がよいでしょう。
 
他にも、様々な外的要因による劣化から、スピーカーを守っています。しかし、スピーカーをどのように設置し、音楽を楽しむのかは人それぞれ。スピーカーネットを外す際は、スピーカーの劣化を促進する要因を取り除いてからにするのが、おすすめです。
 

中にはスピーカーネットの性能を加味したスピーカーもある

スピーカーの中には、スピーカーネットの性能を加味して製造されているスピーカーもあります。スピーカーネットは、音を吸収するという性質を持ちます。
 
スピーカーネットの性能を加味していないスピーカーでは、この性能によって、高域の音がくぐもって聴こえることも珍しくありません。しかし、高級オーディオは、高域の音がスピーカーネットに吸収されることを見込んで、製造されていることが多い傾向にあります。
 
そのため、スピーカーネットを外してしまうと、スピーカーの製造メーカーが意図した音質にならないことが。高級スピーカーの中には、スピーカーネットを外さないことを推奨しているものもあるので、注意が必要です。
 

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スピーカーネットは違うものと取り替えてもよい


スピーカーネットは、スピーカーネットの装着が推奨されている高級スピーカーを除いて、最初から取り付けられていたものではないといけないという決まりはありません。類似品でも、十分に代用が可能です。
 
身近にある物であれば、スポーツ用のTシャツやインナーに使用されている、ドライメッシュ素材の衣類・100円均一で販売されているストッキングやクッションケースなどで、代用できます。
 
スピーカーネットの素材にこだわり、高品質のものを希望する場合は、インターネットや電話などで、メーカーに問い合わせて発注するのがおすすめです。
 
以下は、高品質なスピーカーネットを販売していることで知られるメーカーです。どのメーカーがよいかわからない人は、参考にしてみて下さい。
 
旭化成:ネットの形状がメッシュ状と蜂の巣織(立体形状)から選べる・種類が豊富・高い難燃性
日本音響株式会社:スポンジタイプ・気泡の細かさが選べる希望サイズにカット可
 

好みのスピーカーネットが見つからない場合は

弊社くればぁのサランネットでも代用可能です!また、さまざまなネット・メッシュの素材を取り扱っており、より具体的なニーズにも対応可能です。
 


スピーカーネットでお困りの際は、一度お気軽にご相談ください。
 
サランネットの加工実績もこちらよりご覧ください。
 

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スピーカーネットの交換手順

好みのスピーカーネットが手に入れば、いよいよ交換です。ここからは、スピーカーネットの取り替え手順を紹介していきます。
 

スピーカーからスピーカーネット部分を取り外す

いきなりスピーカーネットを取り外すのではなく、まずは、スピーカーからスピーカーネット部分を取り外します。その際、スピーカーの本体も外せるような場合は外しておくのがポイント。スピーカーネットの交換作用がしやすく集中できます。
 

古いスピーカーネットをはがす

続いて、古いスピーカーネットをはがします。スピーカーネットの多くは、タッカーで留めてあることが多いので、タッカーの針を丁寧に取り除きましょう。スピーカーネットが留めてある部分は、見える部分ではないため、タッカーの針はそのままでも問題はありません。
 
しかし、新しいスピーカーネットを張る際に、作業がしやすくなります。綺麗にできる場合は、タッカーの針も綺麗に取り除くのがよいでしょう。
 

新しいスピーカーネットを張る

古いスピーカーネットの除去が終われば、新しいスピーカーネットを張ります。張る際は、網目の縦と横のラインが真っすぐに・引っ張る力を均等になるように意識をしましょう。全体を一気に張るよりも、少しずつ丁寧に進めていく感じで行うと、上手くいきやすいです。
 

スピーカーに取り付ける

スピーカーネットの交換が終われば、固定部分をスピーカーの枠にはめ込み、完成です。
 

まとめ


スピーカーネットは、基本的(高級スピーカーを除く)に外しても問題ありません。スピーカーネットを外す、もしくは交換して、オリジナルのスピーカーにするのもおすすめです。音質はもちろん、見た目も自分の好みに合わせて、スピーカーのカスタムを楽しみましょう。

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くればぁ編集部

くればぁでは、丸抜き、寸法切り、ご希望のサイズにカットすることや、加工品のご注文も承っております。お気軽にお見積もり依頼ください。

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