最終更新日2022年5月20日
令和4年4月28日に贈呈式が豊橋市まちなか図書館で行われ
柿渋染めブックカバー 640枚(約95万円相当)を寄贈いたしました。
♢図書館での利用について
今回寄贈したブックカバーは、国産の木綿生地を柿渋で染め上げた天然素材で、
今から20年以上前に保存料や防虫剤を一切使用せずに製造され、
当時のままのきれいな状態で保存されていたものです。
図書館では小学生を対象に、読書通帳を最後まで記帳した方に
お渡しする記念品のひとつとして活用するなど、
子どもの読書活動の推進に役立たせていただきます。
記念品は中央図書館をはじめ、向山図書館、大清水図書館、まちなか図書館の
各館で受け取ることができます。
♢株式会社くればぁの思い
今年で56年目を迎えるくればぁですが、ここまでの会社の歴史の中で様々な物を製造してきました。
とにかく色々なことに挑戦し、必死で仕事をしてきたからこそ今があると思っています。
2年前に豊橋市大村町から現所在地の下地町へ本社移転する際、荷物の整理をしていたところ20年以上前に作った柿渋染めのブックカバーが出てきました。
防虫剤や防腐剤が入っていない場合、綿などの天然繊維で出来ているものは通常カビや虫喰いで傷んでしまうのですが、柿渋染めの抗菌効果が発揮されていたため作られた当時のままの状態で保存されていました。
くればぁの歴史を刻む貴重な製品で何か役に立てることはないか考え、オープンして間もないまちなか図書館様に有効に使っていただけないか相談させていただいたのが
きっかけで、今回贈呈式を行うことができました。
電子書籍などで本を読むことができてしまう時代ではありますが、実際に手に取って紙を捲る、本により一層愛着がわく、お気に入りの一冊が見つかる。
そんなことのきっかけになったら嬉しいなと思います。
最後に、豊橋まちなか図書館をまだご利用されていない市民の方がいましたら、
是非足を運んでみてください。図書館の概念が変わると思います。
とても素敵な空間で私自身も子供を連れて行き子供が本を好きになるきっかけになったらいいなと思っています。